合成変流器

合成変流器とは複数の回路それぞれに流れる電流の総量を計算するための変流器です。通常、主回路に流れる大電流に対して、それを直接計測することは技術的にもコスト的にも非常に難しいことです。そこで、変圧器のような構造の鉄心とコイルによって構成された変流器によって回路に流れる電流の測定が行われます。合成変流器は回路の数分、1次巻線を持っており、2次巻線上に流れる電流を計測することで、回路を流れる電流の総合計が測定できます。回路内で短絡、地絡が起こると過大な電流が流れ、回路全体に異常をきたしてしまいます。そこで、合成変流器は、回路に流れる電流の異常を検出する役割で使われ、事前に計算された異常電流が回路内に流れた際に、保護回路機能が作動するようにモニタリングをする役割で使われます。

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