最大入力電力
電源装置の最大となる定格出力時において、入力電圧と入力電流の積を最大入力電力といいます。電源装置には、コンデンサーの整流・平滑回路が設けられており、入力電流の波形は歪んでいることが多くあります。入力電力を正確に測定するには必ず電力計を用いなければなりません。最大入力電力は一時的であっても超えてしまうと異常が発生する可能性があります。例としてスペクトラムアナライザを使用する場合、高周波のRF入力コネクタの横に記載されている数値の確認が絶対に必要です。一瞬でも数値を超えて入力してしまうと、内部のATT(アッテネータ)やミキサが損傷し故障してしまいます。故障を防ぐためにも装置の説明書や装置自体に最大入力電力値の記載があるので確認を行いましょう。