アーク放電

アーク放電とは気体放電現象の一種です。2つの接触している導電体を引き離す時に、導電体の間を流れていた電流が空中を流れ続けようとする放電現象です。通電中のプラグをコンセントから引く抜く際に見られるスパークは、身近で見られるアーク現象です。アーク放電の特徴として、高温で強い光を発することが挙げられます。この現象を利用して、電気溶接や電気炉の熱源やスポットライトや蛍光管の光源として利用されています。また、近年では宇宙船の電気推進装置としての研究もなされています。ただし、放電により電磁波が発生しますので、電波を利用するテレビやラジオなどの機器に雑音や画像の乱れを生じさせるなど、放電が電子機器の回路に悪い影響を与えることがあります。また、強い光や高音が人体に大きな損傷を与える危険性もありますから注意が必要です。

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