六価クロメートめっき

六価クロムという単語はだいぶ前からマスコミで騒がれていましたが、有害なことはわかっていても、代わる物がないためになかなか脱六価クロムは進みませんでした。めっきといえば金属の表面処理でも代表的なもので、さらにクロムめっきはきれいで、安く、耐久力があり、有害であることが知られなければ、末永く使われていたことでしょう。しかし、慢性的な中毒では肝臓、腎臓への悪影響をはじめ、呼吸障害を起こすこともあり、重篤な症状になることもあります。また、急性では嘔吐や下痢を起こしたりします。場合によっては、触れているだけでも皮膚が侵されたりします。(接触毒性)このようなことから六価クロメートめっきは見直され、これに代わる表面処理が待ち望まれていました。最近になってようやく、三価クロメートめっきという方法が実用化され、徐々に置き換えが進むようになってきました。

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