リアクタンス
リアクタンスとは、コイルやコンデンサの電流と電圧の比率のことです。リアクタンスを求める数式は、電圧÷電流となり、単位もオームを使うことから、式としては抵抗と同じになりますが、抵抗が実際にエネルギーを消費するのに対し、リアクタンスはエネルギー消費がなく、言わば疑似的な抵抗であるという点が異なります。リアクタンスには、誘導性と容量性の2種類があり、コイルに関連したものを誘導性リアクタンス、コンデンサに関連したものを容量性リアクタンスと呼びます。誘導性の場合は周波数が高くなると電流を通しにくくなり、容量性の場合は周波数が高くなると逆に電流を通しにくくなる特徴があります。リアクタンスを得るための装置をリアクトルと呼び、力率改善など様々な目的で使われています。