油入変圧器

油入変圧器とは、絶縁や冷却を目的として内部に絶縁油を満たした構造の変圧器のことです。安価であり、熱に強く、低騒音であるため、最も普及している一般的な変圧器です。デメリットとしては、サイズや重量が大きくなってしまうため、じゅうぶんな設置スペースの確保が必要なことや、可燃性の高い油を利用しているため、設置場所に配慮するとともに適切な消火設備などを設置する必要があることなどが挙げられます。油入変圧器は、冷却方法によって自冷式と風冷式に分けられます。自冷式の場合、油の対流により放熱する方式なので、構造が簡易で運用の手間もあまりかからないため、特に小規模の建物では一般的に自冷式がよく使われています。風冷式の場合、換気ファンを回して強制的に冷却する方式なので、冷却能力は高くなりますが、構造が複雑になりメンテナンスの手間もかかるため、比較的大規模な設備で採用されるのが一般的です。

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