ピークシフト

最近、ハイブリッド車の売れ行きが好調です。ハイブリッド車ではバッテリに蓄えた電力でモーターを回し、できるだけガソリン消費を抑えるようになっています。これと同じようなことができれば、工場や店舗の電力消費のピークをずらして、デマンド(30分間単位の最大需要電力)を抑えることができます。このような方法をピークシフトといいます。ピークシフトのためにエネルギーを蓄える方法にはいろいろあります。例えば、電力以外のエネルギーに変換して蓄える方法として、冬に氷を作っておき、夏に冷房のために使う方法、深夜電力を利用してお湯を作っておく方法があります。しかし最近では、電力としてバッテリに蓄える方法が増えてきています。これは、ハイブリッド車をはじめ、いろいろな分野で高効率なバッテリが大量に使われるようになり、バッテリのコストが小さくなってきたことや、バッテリの性能そのものが向上したことによるところが大きいと考えられます。また、蓄えた電力を一つの用途ではなく、いろいろな用途に使えるのもバッテリによるピークシフトが注目される理由になっています。

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