電力量計
電力量計とは、電力量を測定する計器をいいます。最も身近な電力量計は、建物の外壁に取りつけられていて、中で金属の板がくるくる回っている、アレです。この計器の動作原理は交流モーターなので、電圧と電流の積に比例した力で金属板が回るようになっています。ここまでは電力計と同じですが、金属板が回った回数を歯車式のカウンターで数えていますので、適当な方法で回転速度を整えると、カウンターの表示は電力量に比例することになります。また回転速度は現在消費している電力の目安となります。また最近、デジタル式電力量計への置き換えが始まりました。動作原理は違いますが、電力と時間の積をデジタル演算で求めるので指示される値は同じになりますが、回る金属板がなくなったことで、現在の電力計の目安がなくなりました。ちょっと不便かも知れません。