電圧降下

電圧降下とは、もとの電圧が何かの事情で低くなることで、電源電圧そのものの低下によるものと区別して電圧降下と呼び、一般的には電線によって電力を供給する際、電線の抵抗などによって起こる現象を指していいます。電圧降下が大きくなることは、流れる電流の大きさによって電圧の変動が大きいことを意味するので、電力会社の配電線路だけでなく、一般の電気設備や電子回路でもできるだけ小さくするような工夫がされています。電力会社が、発電所から高電圧で送電し、段階的に電圧を低くして供給しているのはこのような理由によります。一般的に電線の材料には銅が用いられますが、実は同じ重さで比べると、太くできるのでアルミニウムの方が抵抗は小さくなります。このため、高電圧の送電線には、鋼線を芯にしたアルミ線がよく用いられています。

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