直流送電

発電した電気を各地に送る送電方法の1つに直流送電があります。電気を直流で送る直流送電は、交流送電よりも送電時の電線の抵抗などにより電気エネルギーが熱エネルギーに変換されて失われる現象の「送電損失」が少ないため、長距離送電にむいています。日本では北海道と本州を接続する北本連系などがあります。直流送電のメリットには、絶縁が容易なことや、表皮効果がないことなどがあります。デメリットの1つとして変換設備(交流→直流、直流→交流)が必要で、設置の費用に加えメンテナンス部品が多いためメンテナンスコストが大きくなることがあげられます。さらに、変換時に発生する高調波対策も必要になることも弱点のひとつといえます。

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