直接接地

家庭や工場で使われる電気を送り出す変圧器で、安全のために電気的に中立な点(中性点)を設けて接地することを中性点接地といいます。このとき、安全と機器の保護などの面からいろいろな接地方法が考えられ、その1つが「直接接地」という方法です。これは読んで字のごとく、変圧器の中性点を直接電線で接地する方法で、簡単なようでありますがすべての中性点接地に用いられるわけではありません。その理由として、実際に地絡(ちらく:電線が、接地された金属や地面に触れる)事故が起こった場合に流れる電流の大きさが非常に大きくなることが挙げられます。このため、接地線を太くするなど、遮断器の能力を大きくしておく必要があります。これは非常に高い電圧(187kv以上)の変圧器の接地に用いられます。

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