耐塩塗装
塩害という言葉を聞いたことがありますか。海に近いところでは、鉄が短時間で錆びてしまうなど、いろいろ不都合なことが起きます。これを塩害といいます。電気設備がこのようになると危険なので、塩害に耐えられるような塗装を施して防ぎます。これを耐塩塗装といいます。耐塩塗装にもいろいろな種類がありますが、一般的な塗装と比較した場合、塗り重ねの工程が多く、塗装の膜の厚さが厚いのが特徴です。また、耐塩塗装されているかどうかの判断基準として、塗装の膜の厚さを検査することがあります。塗料の材料や膜の厚さも重要ですが、塩害は構造物の表裏を問わずに影響がありますので、均一で塗り残しがないことが大事な要件となります。このため、粉体塗料による電着塗装もよく用いられます。