相電圧

相電圧とは、多相の回路においてそれぞれの相と大地の間の電位差をいいます。発電所で発電される電力は電圧位相が120度ずつずれた三相交流であるため、多相とは一般的に三相のことを指します。また各相間との電位差を線間電圧といい、結線の仕方によってそれぞれの関係性が変わってきます。Y結線では相電圧は線間電圧の1/√3に、Δ結線では相電圧は線間電圧に等しくなります。結線の方法によって線電流と相電流の値も変わってきます。このことから利用したい場面や状況に応じて結線を組んで利用します。また一般に表記されている定格電圧は標準では線間電圧のことであるため、相電圧の値は線間電圧に変換して利用する必要があります。特にY結線では注意が必要です。

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