接地
アース(接地)とは、電気機器と大地とを銅線などの導体で結び、同電位に保つことです。また、アースに用いる接続線をアース線といいます。ヒトの皮膚は乾燥している状態では、交流100Vの電圧では電流をあまり流さない抵抗値を持っていますが、水や汗で濡れている場合は非常に感電しやすい状態にあり危険です。このため、洗濯機のような一般家庭の水回りで使用される電機機器には感電・漏電事故の防止を目的としたアース線が取り付けられていることがほとんどです。電子機器や通信機器においては内部の雑音、外部からの電磁波や静電気の動作による誤動作を避けるため、機器もしくは設備を大地や筐体に接地して遮蔽します。なお、「電気設備技術基準とその解釈(電技解釈)」によって、接地工事の種類と接地抵抗値は定められています。