スマートメーター
スマートメーターはいわゆる電気のメーターです。電気のメーターといえばぶ厚いガラス箱の中で金属の円板がクルクル回っているのが当たり前でしたが、徐々に姿を消しています。それは、スマートメーターに置き換えられているからです。頼みもしないのに、という人もいるかも知れません。しかし、置き換える理由の中には、電気を使っているあなたにとってもメリットとなるものが含まれています。さて、最も大きく変わったのはデジタル式になって通信機能がついたことです。デジタル式でなくても、ちょっと小さいけど数字での表示はありましたが、その数字はメーターを見に行かないとわかりません。スマートメーターではこの必要がありません。電力会社へ常にデータを送っているからです。これによって、毎月検針に来ていた人は職を失いました。電力会社は、このデータを元に電力需要へ対応、停電や復旧の監視などを行うので、サービスのスピードアップが期待できます。また、このデータは所定の方法によって、自分も扱えるようになります。そんなことは面倒くさいという人は、ネット上で登録するだけで月々の電力消費量や去年のデータとの比較結果を見られます(東京電力管内)。ちょっと不便なのは、今現在の電力がわからないことです。以前は円板が回っているかどうかで使っているかいないか、回転の速さでおよその消費電力もわかりました。コンピュータやスマホがないとわからないというのは残念ですね。