瞬時電圧低下
瞬時電圧低下とは電源からの供給が絶たれ電圧が瞬間的に低下する現象です。具体的な定義はありませんが、一般的には2秒以下程度通常の電圧の90%以下に低下した状態を言います。落雷等の事故による送電時の故障部分の切り離しに伴うも送電ルートの変更時や電力需要の急激な増加による一時的な電力供給量の不足によって生じます。これに伴い、コンピューターのシステム障害、データ消失や誤作動、ネットワーク通信の切断、生産設備の非常停止等々様々な影響が出ることが考えられます。自然災害が原因となるものも多い為、送電側での瞬時電圧低下をなくすことは難しい状況ですので、受電側による無停電電源装置(UPS)やコンデンサー設置などの対策を講じる必要があります。