重耐塩塗装

塩害を防ぐための塗装を耐塩塗装といいますが、その程度によって一般的な耐塩塗装のほかに重耐塩塗装があります。一口にいうと、耐塩塗装の工程を増やして、さらに塗装による膜の厚さ(膜厚)を大きくしたものです。その一例として、粉体塗装の通常の膜厚を80ミクロン前後とすると、耐塩塗装では100ミクロン前後、重耐塩塗装では120ミクロン前後となります。いずれにしても、電着や粉体塗装が有利なことは間違いありませんが、塗装する物の大きさ、数量、納期などから、手塗りになることも多いようです。塗り上がった製品を膜厚などによって検査することは可能ですが、塗装面すべての検査は不可能です。また、製品となった物を塗り直しするのは至難の業となります。したがって、手塗りの場合には塗装職人の腕の見せ所となります。

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