遮熱塗装

温度差のある物体が触れあっていると、熱が伝わります。これを妨げることを遮熱といいます。最も遮熱効果の高い方法は、遮熱の対象となる物体を他の物体に触れさせないことで、これが魔法びんの原理です。しかし、一般にある物体にこのような方法を用いるのは困難で、ここで遮熱塗料の出番となります。遮熱塗料は、熱を伝えにくい非常に小さな中空(または真空)ビーズなどによって熱(温度差)を伝えにくい性質と熱(赤外線)を反射する性質を併せ持っています。また、反射できなかった分の熱を、遠赤外線に変換して放出する性質を持つものもあります。このため、熱が塗料を通過する割合は10%以下にすることができます。このような塗料によって塗装することを遮熱塗装といい、数百ミクロンという薄い膜でも、十分な効果を発揮するのです。

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