自動力率調整器

自動力率調整器とは、負荷の変動による総合力率を自動的に調整する電力管理用装置のことです。力率が悪い機器が電路に接続されていると総合力率が低下して皮相電力が上昇し、逆に有効電力は下降してしまうため、結果として電力損失が増加し、電圧降下が大きくなります。このような状況になると設備利用率が低下し、コストも過大になっていくため、力率を調整することはコストの上でも、エネルギーの無駄を省く上でも非常に大きな意味を持ちます。昨今の受変電設備では、自動力率調整器を設置して進相コンデンサの開閉装置をVMCとし、軽負荷時には進相コンデンサを開放、逆に重負荷時には投入するという自動制御を行っています。自動力率調整器には、人の手による作業を不要とすることでヒューマンエラーによる事故を防ぎ、人件費をおさえるという効果もあります。

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