三価クロメートめっき

金属の表面処理の代表格であった六価クロメートめっきの有害性がマスコミなどで取り上げられるようになってから、各業界は見直しを迫られました。そして、これに代わる表面処理が待ち望まれていました。さらに、EUでの規制対象になるなど具体的な動きが出てきたため、いよいよ各業界も脱六価クロムに向けて努力しているようです。この中でも代表的なのがめっきの分野で、三価クロメートめっきという方法が実用化され、その処理を経て生産された金属部品(例えばネジ類など)が市販されるようになりました。安定した処理のためには六価クロメートめっきより高度な管理技術を要求されますが、結果として六価クロメートめっきよりも耐食性に勝るなどの長所を引き出されています。

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