欠相保護

欠相運転が持続した場合、過電流により電動機で事故が生じる確率が高まるため、欠相運転持続の防止および欠相による過電流保護の対策が必要になります。欠相保護用に過電流継電器形式を採用した場合、軽負荷運転時の線電流の増加が検出されず、欠相運転を持続する可能性があります。そのため、有効な欠相保護には、欠相を保護するリレーを電路に設けます。特に3E(過負荷および欠相、逆相を保護する)リレーのような保護継電器を電路に組み込む事で、より信頼度を高めることができます。欠相保護を用いない回路で全負荷運転時に欠相した場合、過負荷保護回路の働きにより検出できる時もありますが、保護対象が違うために検出できない時もあります。安全性を高めるため、欠相要素も保護対象とし、設計に組み込むのが一般的です。

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