過電流継電器

過電流継電器とは、ある条件の状態になったときや条件が電気回路を開閉する電力装置である継電器の一種であり、OCRと表記されることがあります。過電流継電器は主に電気機器や電線への短絡や過負荷を防ぐ目的で使われ、大きく分けて誘導形と静止形の2種類があります。誘導形は移動磁界を作る鉄心によって内蔵された誘導円板や軸受けもしくはコイルなどに生じる渦電流が相互作用して動作します。誘導形の過電流継電器は可動部の劣化により寿命が短く、また振動に弱いため地震や小さな衝撃によって動作する欠点があります。一方、静止形の過電流継電器は可動部が無く、動作要素としてトランジスタが採用されています。振動や劣化の心配もなく、動作範囲の誤差も誘導形に比べて小さいため、新設の案件などでは静止型の過電流継電器が採用されるようになってきました。

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