過電流強度

過電流強度とは、変流器(Current Transformer=CT)の定格一次電流に対して電気的、機械的および熱的に耐える限度の電流を倍数で表したものです。したがって単位はありません。計算方法の例としては、短絡電流20kAで変流器の定格一次電流が200Aである場合、20000÷200となるため過電流強度は100です。変流器の過電流強度は40、75、150、300などがありますが、系統事故時などが発生したときであっても変流器が損傷しないようにする必要があるため、この計算の例の場合は150の過電流強度を持つ変流器を選定することになります。また、過電流強度とは別に、定格一次電流より大きいときの一次電流が性能を表す過電流定数というものもあります。

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