過電圧継電器
過電圧継電器とは、ある条件の状態になったときや条件が電気回路を開閉する電力装置である継電器の一種であり、OVRと表記されることがあります。回路に設定値を超える電圧が加わった際に動作するものであり、主に予期せぬ過電圧からの保護のために用いられます。継電器は過電圧継電器のほかに、電路の電圧が予定値を下回った場合に動作して停電および負荷の短絡時に伴う電圧の低下を警告する不足電圧継電器(UVR)や、配電線における地絡事故による零相電圧を検出して動作する地絡過電圧継電器(OVGR)や、商用電源周波数すなわち50/60Hzを低下した場合に動作する不足周波数継電器(UFR)、商用電源周波数すなわち50/60Hzを越えた場合に動作する過周波数継電器(OFR)などがあります。