インピーダンス
インピーダンスとは、電気回路における電流値と電圧値の比を指しており、単位は抵抗値と同じオーム[Ω]が使用されます。例えば10V1Aであればインピーダンスは0.1Ωということになります。機器と機器を接続する際にこのインピーダンスを気にする必要があります。一般には、2つの機器のインピーダンスが揃っている場合に電気信号を最も効率的に送ることができるため、電気信号の送信効率を重視する場合は、2つの機器のインピーダンスを揃える必要があります(このことを、インピーダンス整合を取る、と表現します)。オーディオ機器等で、電気信号の送信効率よりも接続の簡易性を重視する場合は、インピーダンス整合を取らずに、例えば俗に「ロー出しハイ受け」と言われる、出力インピーダンスよりも入力インピーダンスが高くなるような設定にすることもあります。