単相
単相とは、単一の相で加えられる交流電圧や、これによって流れる電流で、代表的なものに家庭のコンセントから得られる100Vの単相交流電圧があります。交流は、乾電池などから得られる直流と違って、電圧が時間とともに周期的に変化します。この変化の周期が同じでも、ある交流に対して一定の割合で早めに変化したり、遅めに変化したりする交流もつくることができます。2つ以上の交流が流れているとき、進み具合や遅れ具合を相といいますが、相の異なる2つの交流を2相といい、3つなら3相といいます。これに対して、1つの交流のことを単相と呼んでいます。家庭のコンセントの電気は電線2本で供給されるため、1つの相の交流しか流せません。また電圧が100Vなので「単相100Vの交流」と呼びます。