絶縁耐力試験
絶縁耐力試験とは、電路がどの程度の電圧に耐える性能があるか(絶縁耐力)を計測する試験のことです。この絶縁耐力試験では、電路の高圧或いは特別高圧に対する絶縁耐力を計測するために、ケーブルの心線と大地間に試験電圧を10分間試験電圧を印加して試験します。絶縁耐力試験には材料を破壊させ、その電圧を測る絶縁破壊試験と、規定の電圧を規定の時間印加して強度を確かめる耐電圧試験の2種類があります。高圧或いは特別高圧の電気機器を扱う工場などで絶縁耐力試験を行います。高圧電路の場合は耐電圧試験によってその性能を確認します。絶縁耐力試験は定格値以上の高電圧を加えるため、長期使用している電気機器は絶縁耐力試験により絶縁が破壊されることもあります。