ケーブルピット
ケーブルを敷設するために作られた床下の溝をケーブルピットといいます。ケーブルピットはよくコンクリート製の溝が使われています。ケーブルトレンチや配管ピットともいわれ、発・変電所などの電気機械室の床下で多く採用されています。電源関係や各種設備の電源ケーブルを敷設する目的で用いられるほか、電気・通信設備の設備・信号ケーブルに使われる機会も多いです。蓋は平らな形が多く頑丈です。ケーブルピット自体の大きさやルートを更新工事のたびに変更することは難しく、敷設するケーブルの数量は限りがあるため、長期的な更新工事の設計が必要です。通常ケーブルラックは設備の上、ケーブルピットは設備の下に設けられるため、電源ケーブルと信号ケーブル等を用途に応じて分けて用いることもあります。