IKLマップ
年間雷雨日数分布図は、英訳Isokeraunic Level Mapを略してIKLマップといいます。IKLマップは日本を緯度および軽度15分間隔で区切った地域における年間雷雨日数をもとに作成されています。例えば、落雷による停電等の運用障害を避けるために、情報システム(無線中継局等)や送電線等の設計時に耐雷設計の資料として使われています。最近は、電力会社などは電力の安定供給、すなわち、システム稼働率の向上を目指すため、雷雨日数を基に作成されたIKLマップよりも精度の高い分布図が必要となってきました。そのため、落雷が発生した時刻と地点を観測するシステムを取り入れ、独自のマップを作成し落雷頻度の推定を行っています。