CVTケーブル
CVTケーブルはCVケーブル(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)を3本撚り合わせて作られたケーブルです。CVケーブルとの比較において、CVTケーブルは3本撚りのため曲げ易い点、撚りをほどくと端末処理が容易になり、作業が比較的容易にできる点、それぞれの電線が個別にシース保護されている構造により、ケーブルに事故が発生した場合でも短絡しにくい点などが長所として挙げられます。ただし、一本のケーブルCVケーブルに比べ、3本撚り合わせられたCVTケーブルは放熱性能が悪くなるために、同一径で比較すると許容電流値が少なくるという短所があります。このような特徴を持つため、幹線設計する場合にはCVTケーブルが主に使われます。